――― 黒と灰の狭間で生きよう、何も見失わないように ―――
初恋
微かに、でも確かに

あの日から産声を上げた

その想いを

口にするのは簡単

だけど

あなたに伝えるのは

思う以上に難しい

手を繋ごう
世界が閉じてるんじゃない

君が心を開いていないだけだ

下らない事ばかりじゃない

たまには笑える事もある

だから手を繋ごう

言葉なんか通じなくてもいい

みんな手を繋ごう

過去を振り返る時は

未来に躊躇している時だ

未来に夢を馳せる時は

過去と離別したい時だ

一歩
あの頃よりもずっと大人になって

輪郭がはっきりと見えて来るから

これじゃあ足りないなんて 今更気付く

どこまで行けば辿り着くのか

見え過ぎて 見えなくなってしまう

でもきっと

それを知る事も その一部

終わりなんて無い

恋し屍
末に別れる運命なら
その手取らぬと 斯く誓い
されども 心うらはらに
そなたの心へ寄り添った

茨の道と知りながら
そなたの傍で息をした

過去を失い 生きる糧
私の中で育んで

縁の鎖断ち切れず
願いは遥か 声を聴く

そなたの帰る道 そこに
置いて行っても構わない
恋しい事は 是非も無し

ただ今一度 声を聴く
来世こそはと 祈る屍