――― 黒と灰の狭間で生きよう、何も見失わないように ―――
あなた(橙)
鉛色の空は 今日も僕を覆って

あなたとの距離を遠ざける

早く笑って その笑顔を見せて

微かに香る息吹さえ

あなたの帰りを待っている

かの者消え失せ

自身を全く非常と知る

同じ空気で過ごした日々も

やがては無いが日常

表面を言うは易し

けれどそうも容易にできぬは

心の臓深く沈む核

ああ我が心

全く非常であると知る

何故他人を憎むの
何故争うの
何故奪い合うの

愛する情がある限り
きっと何度でも繰り返される

何がそうさせるの
何が遺るの
何を護りたいの

きっと答えは
いつだって単純なもの

足跡
ゆっくり遠回りしても
無駄じゃない

今までの軌跡が
全て今の君だから

悩むのもいい
辛い日があっても
明日はきっと笑えるさ

君は未来へ高く翔べ

地なるもの
冷めたものは 温まらなくて

壊れたものも 戻らなくて

きっと僕らは害虫と同じで

あなたに優しくは出来ない

あなたを食い潰して行くだけ

なのにどうして 僕らは生かされている

近過ぎる隣人に 息をしない以外に

何かを還す事が出来るだろうか